タイOEM「シラチャファーム」クロコダイル革財布

タイOEM「シラチャファーム」クロコダイル革財布

タイで上質なクロコダイル革財布のOEM生産を出来る工場はありませんか?

皆様、こんにちは。
タカラトレードの能勢です。


今回は、私能勢がタイのクロコダイル工場で財布をOEM生産した経験を共有致したくブログ記事にしました。


これからタイでクロコダイル革製品のOEM生産をご検討されていらっしゃる方の参考になれば幸いです。

■目次

タイOEM「シラチャファーム」クロコダイル革財布 – ロゴの選定から金型の作成

まず、クロコダイル革でOEM製品を進めるにあたり、ブランドロゴの選定から始めました。


何と言っても、世界で一つだけの自分のブランドとなるので、慎重にロゴをデザイン会社より選定しました。


私がロゴを購入したデザイン会社は、ロゴタンクという会社です。


豊富なロゴのデザインから選べたり、ご自分のお好きなようにオーダーすることも可能です。


下記にリンクを貼っておくので、気になる方がいれば是非ご覧頂ければと思います。
ロゴタンク


ちなみに私が発注したデザインはこちらです。

私が手掛けたクロコダイル革財布を手に取って頂いた方の、今後の生活が向上していって頂けるような願いを込めまして、
「N Trend – soaring life」と名付けさせて頂きました。


まず、これでブランドロゴのデザインが決定致しました。


次に、このロゴを実際に革に打刻するための金型を製作します。


ロゴは、購入するとai拡張子のファイルで受け取りますので、そのロゴのデザインファイルをタイの金型工場に送り、金型を製作してもらいます。


出来た金型がこちらです。

何とか、希望通りの金型が完成しました。


ちなみに金型は銅製です。


稀に、アルミニウム製などで金型を製作する工場がありますが、革に打刻する際に綺麗に打刻されませんので、注意が必要です。


このロゴの金型をクロコダイル革工場に送り、これから製作してもらう財布の内側の牛革部分に打刻してもらいます。

タイOEM「シラチャファーム」クロコダイル革財布 – 工場及び革の選定

クロコダイル革財布を製作するにあたり、最も品質が良く安心して製作してもらえる工場を選定しました。


これまで、バンコク近郊にある3つのクロコダイル工場を訪問し、工場内を視察させて頂きましたが、


生産単価は少々高いながらもシラチャファームをOEM生産先として決定しました。


最小ロットも30個から受け付けてくれ、工場も大きく製品完成後のアフターフォローもしっかりしてくれるので、


シラチャファームが良いと思いました。

シラチャファーム

過去にシラチャファームをご紹介させて頂いておりますので、下記リンクよりご覧頂ければと思います。

そして、次に財布内側、外側の革の選定をします。


内側は、牛革で手触りが良いシャモアという生地にしたかったのですが、シラチャファームの担当者より水にも強い別の革が良いとの事で勧められた牛革を使用しました(名前は忘れてしまいました)。


しかし、結局勧められた牛革にして良かったと完成品を見て思うことになりました。


そして次に外側のクロコダイル革の選定に入ります。


私は、シャイニングブラックとヒマラヤホワイトの黒と白の財布を製作したかったので、


担当者にそのことを伝え、それぞれのクロコダイル革を用意してもらいました。


その時の革がこちらです。

こちらの黒と白のクロコダイル革を贅沢にセンター取りで使用させて頂きました。


革の選定は以上で満足のいくものとなりました。

タイOEM「シラチャファーム」クロコダイル革財布 – 小銭入れのデザインとYKKファスナー

サンプルの財布

財布のデザインにこだわりを持ちたかった私は、内側の小銭入れを普通の小銭入れではなく、


L字ファスナーへと変更してもらうことにしました。


しかし、シラチャファームではこれまでL字ファスナーの小銭入れの財布を製作したことがなかったので、


私は他のL字ファスナーの財布をサンプルとして工場へ持ち込み、このように変更してもらえないか、工場で実際に財布を製作する職人さんと打ち合わせを行いました。


そして何とか職人さんに理解をもらい、私の財布のサンプル作成をしてもらえる方向となりました。


そして更なるこだわりとしては、カラフルファスナーです。

YKK日本からファスナーの取り寄せ

財布に遊び心を持たせ、ファスナーはカラフルファスナーに仕上げました。


クロコダイル革財布でカラフルファスナーはあまり見かけないかと思います。


それは、タイではクロコダイル革製品は生産出来ますが、カラフルファスナーはタイでは販売されていないからです。


そこで、私は日本からカラフルファスナーこと、エクセラライトのファスナーを日本のYKKへ発注しタイへ取り寄せることにしました。


一言にファスナーと言っても、ファスナーは様々な部品の結合で出来ているので、ファスナーの止め具やスライダー、生地を選定することになりましたが、色々決める事が多く意外と大変な作業でした。


そして、それぞれの部品を選定し日本のYKKの販売元に発注し、一ヶ月ほどで納品され、


それをタイに発送して、シラチャファーム工場へ送りました。

タイOEM「シラチャファーム」クロコダイル革財布 – サンプル財布の完成

自分のブランドの財布をOEM生産することになり、様々な決定毎がありましたが、


いよいよ自分のブランドの財布のサンプル品が完成致しました。


シャイニングブラック

ヒマラヤホワイト

縫製も内側の牛革もしっかりしていて、完成品には大変満足しております。


今度は、完成したサンプル品を日本に発送するため、輸出入書類の準備をする必要があります。

タイOEM「シラチャファーム」クロコダイル革財布 – 書類の準備

シラチャファームでは、輸出書類の手配は全てしてくれます。


タイ側で最低限必要な書類は、CITESと輸出インボイスですが、日本への輸入時の課税価額が20万円以上になる場合は、


原産地証明書(通称名:JTEPA)も発行してもらえますので、輸入関税を抑えることが出来ます。


シラチャファームより発行してもらったCITESの情報を元に、日本の経済産業省のホームページから輸入許可書をダウンロードし必要事項を記入の上、経済産業省へ郵送で送り、押印された書類がご自宅に返送されますので、その時点でタイからクロコダイル革製品を発送してもらうことが可能となります。


あとは、輸入通関を担当するDHLなどの運送業者に輸入許可書をお送り頂ければ、輸入通関が可能となりますので、


輸入通関後に、クロコダイル革製品がお手元へお届けとなります。


詳細は、下記のリンクでご紹介していますので、是非参考にされてみて下さい。
ワシントン条約(CITES)と日本へ輸入の流れ

タイOEM「シラチャファーム」クロコダイル革財布 – まとめ

如何でしたでしょうか?


以上が、タイでクロコダイル革製品をOEM生産して、日本へ発送するまでの一連の流れとなります。


OEM生産は、自分で様々なことを決定していかなければならないので、これで良いのかと迷うことなどもありますが、


このような経験を重ねることにより、より良い製品を作り上げていくことが出来ると思いますので、


是非、この記事をご覧になられた方も挑戦して頂ければと思います。


これ以外にも、スタースティングレイ革でのOEM生産もした事がありますので、またいつかご紹介したいと思います。


最後までご覧頂き、誠にありがとう御座いました。

タカラトレードでは、タイでOEM生産のサポートをさせて頂いておりますので是非お気軽にご相談下さい。

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